ハーブと香気特性についての研究
PROJECT
REASON
研究を始めた理由
熊本県南阿蘇の自社農園でこだわり抜いて栽培したハーブの『美味しさ』をより追求する為、福岡女子大学との共同研究によりハーブティーに最も重要な香気成分を、レモングラスはじめ南阿蘇産と海外産との比較研究をおこなっています。自社の香気成分の特性を知ることで、特徴を活かした商品作りに取り組みクオリティーの向上に励んでいます。
RELATIONSHIP
ハーブの香りと関係性
ハーブには様々な種類があり、それぞれ異なる香りがあります。
ハーブの香りを構成する成分は数千種類と言われており、それらの組み合わせやバランスが少しずつ異なることで各ハーブ特有の香りとなっています。
ハーブの香りで、心や身体のバランスを整えたり、また害虫から身を守ったりと、それぞれの香りの特徴により効果も異なるので、ハーブと香りには密接な関係性があると言われています。
私たち人類は、古来より多くのハーブを組み合わせ、より多様な香りを創造し、リラックスやリフレッシュ等の様々な効果を目的として、現代においてもその香りを利用してきました。
ティーはもちろんバスハーブや精油等、日常生活で幅広く活躍し、ライフスタイルを愉しみながら心身への作用へも役立ち続けています。
研究者紹介
経歴CAREERR
- 2013年4月~2017年3月
- 福岡女子大学 国際文理学部 食・健康学科
- 2017年4月~2019年3月
- 福岡女子大学大学院 人間環境科学研究科 人間環境科学専攻・栄養健康科学領域 修了
- 2019年4月~
- 福岡女子大学大学院 人間環境科学研究科 人間環境科学専攻・栄養健康科学領域 博士後期課程
資格QUALIFICATION
- 管理栄養士
- 食品衛生管理者および食品衛生監視員資格
- 栄養教諭一種免許
- 液体クロマトグラフィー分析士初段
- アロマテラピー検定1・2級
THE STUDY
研究結果一覧
- 第 54 回化学関連支部合同九州大会「熊本県南阿蘇産ハーブ類の熱水抽出物の各種抗酸化能評価」(2017)
- 第 54 回化学関連支部合同九州大会「超高速GCを用いた南阿蘇産ハーブ類の香気特性評価」(2017)
- 第 56 回化学関連支部合同九州大会「南阿蘇産ハーブ精油の香気特性評価」(2019)
- 日本食品科学工学会第 66 回大会「ハーブ精油関連の香気成分によるリノール酸過酸化抑制効果と異臭成分生成抑制効果の解析」(2019)
- 日本食品科学工学会第 66 回大会「超高速 GC とにおい嗅ぎ GC-MS を用いたハーブ抽出物による脂質酸化臭抑制効果の検討」(2019)
- 日本食品保蔵科学会第66回大会「南阿蘇産ハーブ類の香り特性評価」
- 日本食品保蔵科学会第68回大会「南阿蘇産ハーブ精油の香気特性評価」
- 日本食品保蔵科学会第69回大会「南阿蘇産ハーブ類の抗酸化活性評価と活性関与成分の検討」
- 農芸化学会2020年度「各種抗酸化物の併用によるレモングラス香気成分の劣化抑制効果の解析」